日本のどこか静かな田舎町で、小さなWEB会社を経営する私、なおさんは、48歳になる。日々の生活は、忙しいながらもどこか変わり映えのない毎日で、びっくりするような刺激がほとんどない。しかし、私の人生は、ハノイを訪れたあの日から少しずつ変わり始めた。
最初にハノイの地を踏んだのは、偶然から始まったビジネスの出張だった。日本の閉塞感とは異なる、活気に満ち溢れたハノイの街の様子に、初めて訪れたその時から心を奪われた。ハノイの人々は、何事にも積極的で情熱的。そのエネルギーは、見る者すべてを引きつける魅力があった。
ハノイの夜は特に印象的だった。若者たちで溢れかえる街は、夜遅くまで活気があり、そのエネルギーはまるで感染するよう。ライブミュージックがどこからともなく聞こえ、街角ごとに異なる香りが漂う。そんな夜を彷徨いながら、私は何度も思った。「こんな場所で何か新しいことを始めたい」と。
日本では味わえない、食の多様性にも驚かされた。ベトナムのストリートフードは、その場で作られ、その場で食べる。シンプルながらも深い味わいがあり、何よりも新鮮だ。食事をすることが単なる日常の一部でなく、もっと積極的な楽しみ方ができる文化に心惹かれた。
私がハノイで出会った人々は、何事にも正直で純粋だった。その純粋さが、商売だけでなく、人と人とのつながりにおいても、互いを高めあう関係を築く土壌になっていることを感じた。ハノイの人々は、自分たちの生活を愛し、その一瞬一瞬を大切に生きている。そんな彼らから多くを学び、私もまた、日本の田舎町で感じていた日常の中で見失っていた「生きる喜び」を見つめ直すことになった。
この街の未来には無限の可能性があると確信している。私がハノイに強く惹かれたのは、この街が持つ独特のエネルギーと、ここで生活する人々の純粋な心に他ならない。こうして私は、ハノイで「皆とワチャワチャできる事業」を始める夢を抱くようになったのだ。
ハノイという新たな地で何かを始める決意は固い。この夢を現実のものとするために、これから準備と計画を進めていく。私のハノイでの新しい生活が始まるまでの道のりを、このブログで綴っていこうと思う。
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